あわのわVol.9

2010年9月23日(秋分の日・満月) 11:00〜18:30
あわのわコミュニティカフェ&マーケット Vol.9
「平和の灯を囲み、私たちはひとつに鳴る。」 

あわのわPEACE LIVEで灯すのは、「平和の灯」。
この火は、65年前に広島へ投下された原爆の残り火です。
福岡県星野村でずっと絶やさず、つながれてきたこの火は、
憎しみの火から祈りの灯へと時をともに変わっていきました。
みなさんどうぞ、楽器・声・ダンス・・・など好きな方法で
ご参加ください。
また、鴨川産の蜜ろうを使って、PEACE LIVEで灯す
キャンドルを作ります。(11:00〜)
ぜひこちらにもご参加ください。
小さめのガラス瓶などをお持ちの方は、ご提供ください。
原爆の火」の詳しいストーリーは、こちらでご覧いただけます。
http://d.hatena.ne.jp/awanowa/20100825

◎会場 鴨川自然王国(栗の木広場、藤本敏夫記念館)
http://www.k-sizenohkoku.com/access_top.html

◎入場無料

◎駐車場 1台/500円or500awa
(駐車スペースに限りがあるため、できるだけ乗り合いでご来場ください。)

◎マイバック・マイカップ&お皿&お箸持参でお願いします。

◎お問合せ先
あわのわいわい(あわのわ実行委員会) awanowaiwai☆awanowa.jp(☆を@マークに変更してください)

【あわのわTALK&LIVE】
11:00 蜜ろうキャンドルをみんなで作る
(あわのわPEACE LIVEにむけて/蜜ろう提供:百一姓)
13:00 フリーディスカッション 「虹の村の子供の日
14:00 あわのわLIVE バウル音楽byショッタノンド・ダス&ホリ・ダシ
15:00 オープンマイク 草so cafe / pcの自給/ドリームマップ
15:30 あわのわTALK「持たない暮らし」吉田ケンゴ×ショッタノンド・ダス&ホリ・ダシ×kitta×Yae
16:30 カフェ&マーケットCLOSE
17:30 あわのわTALK 「平和の灯をつなぐ」吉田ケンゴ×TOKIKO
18:00 あわのわPEACE LIVE 「平和の灯を囲み、私たちはひとつに鳴る。」 吉田ケンゴ×あわのみんな(自由参加)
18:30 終了

【あわのわCAFE】
Cafe En
Lokahi
awanova
Cafe SASAYA(天然酵母ぱん・テッペン堂)
天丼や、自家製天然酵母 山のパン屋
草so cafe
るんた
かまどの火
ベアーズ
藁珈琲洞

【あわのわMARKET】
鴨川自然王国
シャンティふぁ〜む
虹色草木染・kitta
enishi
遊学の森コミュニティトレード
星見亭ART STUDIO
Shanti Glass
器 宮内
つちのこものnagi
笹谷窯
星のかけら
Oneness Garden
Seed of Spirits
地域自給組合あわのわ
里山の恵み・百一姓
IKUKO HERBS


主催 あわのわいわい(あわのわ実行委員会)
協賛 NPO法人うず/T&T研究所

原爆の火、平和の灯。

2010年9月23日
あわのわPEACE LIVEで灯すのは、「平和の灯」。
この火は、65年前に広島へ投下された原爆の残り火です。
福岡県星野村でずっと絶やさずつながれてきた
この火は、憎しみの火から祈りの灯へと
時とともに変わっていきました。
「平和の灯を囲み、私たちはひとつに鳴る」
みなさんどうぞ、楽器・声・ダンス・・・など
好きな方法でご参加ください。
(あわのわTALK「平和の灯をつなぐ」17:30〜/
あわのわPEACE LIVE「平和の灯を囲み、私たちはひとつに鳴る」18:00〜)

原爆の火」 岩崎京子 文

六十五年前、日本は戦争をしていました。
戦場は中国各地にひろがり、その上アメリカ、イギリスなど世界の国ぐにを相手に戦うことになりました。
戦争は激しくなり、日本のあちこちにアメリカの爆撃機がやってきました。
でも広島だけは、なぜか空襲がありませんでした。
軍隊の司令部や駐屯地があり、軍港も近いというのに…。
広島の人たちは、きのうと同じように、その日もふつうに暮らしていました。

山本さんが入隊したのは、「暁二九四〇隊 大乗(おおのり)駐屯地」でした。
そこから毎日汽車に乗って、広島の司令部に行って、伝達をもらってくるのが任務でした、
広島には本屋をしているおじさんがいます。
早く父親を亡くした山本さんにとって、親がわりのやさしいおじさんで、ちょっと寄って顔を見るのが楽しみでした。
だから広島に行けるのは、山本さんにはありがたいことでした。
「明日みかん酒が入るけんね。のみに来んね」
「ええ」
それは平和な広島の最後の日でした。

約束の日です。
あと四、五分で広島というあたりで、突然ぴかっとまぶしい光がさし、激しい爆風で列車が横だおしになり、満員の乗客は床にたたきつけられました。
それが昭和二十(1945)年八月六日午前八時十五分、広島に原爆が投下された瞬間でした。

山本さんがようやく汽車からはい出しておどろきました。
広島の中心辺にもくもく雲がわきあがっています。
「あっ、おじさんの店はあの雲の下じゃなかね。おじさん、おじさん、だいじょうぶか」
みるみるうちに相当広い範囲、黒い煙が出、ちろいろ赤い火も見えました。
爆風でへいはたおれ、電信柱や立木が道をふさいで、目の前の広島の町に行くのに、大まわりしなくてはなりませんでした。
やっと出たいつもの道は、地獄の光景でした。
「苦しいよう、痛いよう、兵隊さん、楽にしてくれよう」
足にしがみつかれて、山本さんはとほうにくれました。
「水、水、水をください」
山本さんは思わず、水筒をさしだしました。
ふるとわずかにぽちゃんぽちゃんと音のする水筒を。
おじさんは?おじさんもやけどして、水をほしがっていないだろうか……。
すすでまっ黒になり、目と歯だけ白い人。
皮膚が赤くただれ、べろんとたれた人。
顔ははれあがり、髪の毛はこげ、幽霊のようにふらりふらり歩いてくる人。
「殺してくれ、兵隊さん。早く楽にしてくれ」
山本さんは泣きながら、もがき苦しんでいる人の口と鼻に、手をあてました。
ああ、地獄だ。いや、地獄よりひどい。
なぜこんな恐ろしい爆弾をこさえたんだ。
これが人間のすることか。
そして死ぬ手伝いをした私も地獄の鬼ではないか。

そして八月十五日。
戦争は終わりました。
山本さんは故郷の福岡県星野村に帰る前に、おじさんを探すことにしました。
お店のあったあたりはまだ片づけてなくて、くずれた壁土、れんが、かわら、柱とか板、窓の枠などが散乱していました。
第一、本屋がどこだったのか、見当もつきません。
「おや?あれは?」
どろに半分うまった板は、店の正面にかかげてあった看板ではありませんか。
「ここだ、ここだ、店はここだ。おじさんは地下に倉庫を作っていたはずだ。もしやそこに非難して……」
やっと入り口を探し、地下におりていくと本はそのまま灰になっていました。
空気が動いたためか、ちいさなおき火がぱっと炎をあげました。
「これがおじさんを焼いた火だ」
??あつかよう、おお、助けに来てくれたんか。
おじさんの声が聞こえるようでした。
「無念だったろうなあ、おじさん」
山本さんはしばらくすわりこんだままでした。
立てなかったのです。
「おじさん、おじさん。おじさんを焼いたんは新型の爆弾げな。
兵隊達がうわさしとっとよ。にくか兵器ばこさえて。ゆるせん」
「こん火ば持って村に帰ろう。おじさんのうらみと怒りの形見ばい」
火を運ぶには、ちょうどよいものがあるのを思い出しました。
出廷する時、ばあちゃんがわたしてくれた懐炉です。
使わないまま、ずっと持っていました。
それが、今役に立つなんて。
ばあちゃんはこんことば、見とおしちゃったんじゃろうか。
山本さんは熱い懐炉をだいて、貨車に乗ったり、バスに乗ったり、歩いたりして、やっと故郷のわが家に帰りつきました。

山本さんはいろりに火をうつしました。
「こん火ば絶やさんでくれ」
いったのはそれだけ。
なぜ絶やしてはいけないのかは説明しませんでした。
これがたくさんの広島の人たちを焼き、だいじなおじさんまでうばった原爆の火だとは、いえなかったのです。
火を見つめていると、その中に恐ろしい地獄の光景や、息をとめて楽にしてやった人たちのことがうかんできます。
山本さんはじっと火をにらみつけていました。
きっとこわい顔をしていたのでしょう。
家の人たちは遠まきにしていました。
ばあちゃんだけは、その火を、台所で使ったり、仏壇のお灯明(とうみょう)にうつしたりしてくれていました。

村へ帰った山本さんは、畑仕事をしたり、水車をまわして、村の人たちからたのまれた米をついたり、麦の粉をひいたりしました。
ある日、あちこちに紫色のあざができました。
ひとつひとつしこりがあり、うみを持ちました。
「これも原爆のせいかもしれんたい」
子どもたちに影響は出んとじゃろうか。
娘が大きくなって、縁談にさしつかえんじゃろうか。
それでも、三年、四年、五年……山本さんは火を守りつづけていきました。

困ったこともありました。
村の消防団の団長の役が回ってきました。
村の人には、
「山火事が心配です。外に出るときやねる前に、いろりやかまどの火は始末してください」
といわなくてはなりません。
でも自分は……。
「ああ、やっぱり火はあきらめた方がよかかなあ」
山本さんは迷いました。
すると、子どもたちはいっせいに、
「こん火は父さんの生命(いのち)じゃなかの?消さんでよか。父さん」
というではありませんか。
山本さんの気持ちは伝わっているようです。
何もいわなかったのに……。
子どもたちの心には、どういう形で伝わっているのだろうか。

その子たちを見て、山本さんはまた思いました。
「この子たちにあの地獄だけは見せてはならない。あの火ん中にやることはできん」

そしてまた年月がたっていきました。
ふと、あのはげしい怒りがいくらかおだやかになってると、山本さん自身も思うことがありました。
時間がいやしてくれたのでしょうか。
こういうこともありました。
ある日、ふいに山本さんは自分が兵士だったことに気がつきました。
忠実で勇敢な兵士でした。
敵に出会ったら、まよわず銃をむけたでしょう。
その相手が自分のように家族のある兵士であっても……。
これは山本さんにとって、大きい衝撃でした。

うらんではいかん。
うらみをはらすと、またうらまれる。
うらみはうらみをうみ、戦はくり返される。
戦をなくすことしかない。
星野村の人たちも、山本さんの願い、祈りの火のことは知っていました。
「戦争には、星野村の若いもんの根こそぎかり出されていったばってん、かえって来んもんのおっとよ。
もうこん村から戦争には出しとうなか。
村の決心のしるしに、そん火ば、村にあずからしてくれんね。
平和の象徴たい」
「平和の?」
「そうたい、戦はもういらんちゅうこった」
これは村の灯にしようという村の提案でした。
山本さんは素直にうなずきました。
「よろしくお願いします」

星野村は星の美しい村です。
そして今、地上にも平和の火が、天の星にこたえるように輝いています。
そしてこの火は、今地球のあちこちにうつされて、平和のしるしとしてともされています。

あわのわいわい誕生!

あわのわ実行委員会「あわのわいわい」誕生!

こんなテーマでやりたい!
こんな人を呼んでトークしたい!
この人のライブが聞きたい!
キッズコーナーを充実させたい!
キャンプインでやりたい!

などなど、みんなの夢を形にしていく
「あわのわいわい」プロジェクト。

あわのわの「わ」をもう少し広げて。。。。。。。

呼びかけ人:林菜穂子

*「あわのわコミュニティカフェ&マーケット」とは、
〜こんなところに住みたいなって世界を 自分たちでつくろうよ〜
をテーマに、2006年から始まったムーブメントです。
新しいオルタナティブなアイディアやモノを持ちより、
そして、「あわのわ」で得たコトをそれぞれのフィールドに
持ちかえり、広めてくれることを願って活動しています。

次回のあわのわは、
2010年9月23日(秋分の日)
を予定しています。





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あわのわコミュニティーカフェ&マーケット Vol.8

awanowa2010-05-12


早朝、カミナリも鳴るほどの激しい雨音に目を覚まし、今日は雨バージョンでいくかと覚悟を決めた。
あわのわは、雨天決行なので雨の日は、ステージと飲食会場を藤本敏夫記念館に、マーケット会場を赤い家に移し、縮小して行うことになっているのだ。
ところが、朝8時頃会場に来て準備を始めていると、雨は上がり雲のすき間からまぶしい太陽が顔を出した。
「晴れたね!」安房の仲間達がうれしそうに続々と集まって来た。
すがすがしい森の精気が充満する小春日和の3月21日日曜日の春分の日、Dawn peopleの透明感のある気持ちの良いヴァイオリンとギターであわのわVol.8はスタートした。
出店者のみんなでつくるこのコミュニティーカフェ&マーケットは、物を売り買いするだけではなく、人と人が出会い交流し、つながる場でもある。みんなの日々の活動や思い、こんなコトがしたい、あんなコトがあったらいいなをステージで話し、会場で語り合う場。新聞やテレビやインターネットでさえも手に入らない、この地域のリアルな情報が送受信できる「あわのわ」は、僕らのマルチメディアスーペースだ。
そして、この出会いからバチッバチッと化学反応が起こり新しいイメージが次々と創造されてく。
地域通貨安房マネー」というネットワークが畑となり、そこに僕らは種となって、自然農的に好きなトコロに着地する。そして宇宙の絶妙なタイミングによって、やがて自然と芽を出すと、同じヴァイブレーションの仲間達も近くでいっせいに芽を出している。その仲間達とこれまた自然とつながって、自分達の望む花を咲かせ実を結ぶのだ。そう、ここでは力まずに自然と物事が進んでいく。
それが、鴨川マジック。
それが虹の村の奇跡。
それが、安房の国の不思議。

 去年の春のあわのわに、東京から遊びに来ていたクリスとエリは今回のステージで素晴らしい演奏とダンスを披露してくれた。
ステージで踊るエリの天女の様な舞いと、クリスのネイティブフルートの調べは、まさに今の鴨川を象徴していた。彼らは、去年あわのわに来た時、この鴨川に移り住んで、あわのわのステージに立ちたいと思ったそうだ。そして一年もしないうちに実現してしまった。
「夢がかなったわ!」とエリはうれしそうに僕に言っていた。
エリのベリーダンスは、まるで春風のように自由でやわらかい空気をつくっていた。クリスのネイティブフルートも、ユーラシア的でありながらも、どこの国のものでもない音色で、Yaeちゃんのボーカルと合わさると、すごく日本的であるんだけどコスモポリタンというか、全地球的な表現になっていた。
それが鴨川の持っているムードなんだと思う。
すごくアジア的で、これぞ日本の農村の原風景でありながら東洋と西洋の文化がMIXされ、新しい地球文明の息吹が感じられる。
クリスとエリも、感性はアメリカ人でも日本人でもなく地球人だ。地球意識を持って生きる人の心に、国境はない。
だから、いきなり村の人とも仲良くなって、廃校になった小学校を考える会の役員にもなり、地域コミュニティの活動にも積極的に関わっている。

地球意識を持って生きる地球人。
そんな人達が増え、そんな彼らが新しい世界をつくっていく。
あわのわはそんな地球人が、たくさん集まる場でもある。


画家であり絵本作家でもある宮下昌也さんは、里山を舞台に、アートを通じて人と自然をつなげるスペース「アートガーデン・コヅカ森の家」を運営し、今年の夏はそこでアートフェスを開催する話を、あわのわトークでしてもらった。
真魚さんのアニミズム・オフライン「森の文明」では、古代からこの星と共に生きて来た先住民の精神文化の視点から、この現代文明を、この房総の森と暮らしを、言葉と映像と音で会場のお客さんと共に見つめ直した。
そして、始まったばかりの「里山生活お助け隊」のメンバーにステージに来てもらい、これからの活動のイメージを代表の今西さんに話していただいた。
このプロジェクトは超高齢化の里山集落の問題解決ビジネスに育ってゆく可能性がある。草刈り、家畜の世話、買い物代行、送迎、田畑の手伝い、樹木の伐採、食事のお世話等々…。環境と福祉の地域住民のニーズに、行政がケアできない部分を、若者達のフットワークで対応していければ、コミュニティの再生にもつながる。有償、ボランティア、地域通貨を、時と場合によって柔軟に使い分け、「お助け隊」の現金収入にもなり、地域にも喜ばれるというNPO的なソーシャルビジネス(社会企業)に発展すれば、雇用も生まれ、地域との信頼関係もより深まるだろう。


続いて今、鴨川で一番ホットな「地域自給組合あわのわ」のメンバーにステージに来てもらい、現在行われているプロジェクトを説明していただいた。
これも代表が今西さんである!この人は風の様にプロジェクトを立ち上げては、とどまるコトを知らずニコニコとしながら進んでいくのだ。今、鴨川でもっともオモシロイ人だと僕は勝手に思っている。
この自給組合は、実にアメーバ的組織で、これも鴨川っぽい組織だ。一応代表や事務局はあるが、基本的には、やりたい人が、勝手に仲間を募って勝手にやってちょうだいと。
各プロジェクトは自己完結型で、それぞれのプロジェクトがリンクしてつながっているのが「地域自給組合あわのわ」で、限りなく自由な形をとっている。
「塩のわ」では太平洋へ行って海水をくんで、一日中火を炊いて塩をつくったり、「家のわ」では、地元の木を切り出して、小さな小屋をつくったり、「衣のわ」では、地元の草で糸を作るWSを企画したり、「穀物のわ」では、みんなで麦を育てたり、「音のわ」では、この生活から生まれる音楽をつくっていこうと、みんなでセッションしたり、「里山の知恵のわ」では、僕と事務局のケーイチ君が担当していて村の長老から竹ぼうきつくりを教わったり(この前やって素晴らしい竹ぼうきが出来ました。)、お茶のつくり方を教わるWSを企画している。
地域内自給、それはこれからの社会のテーマでもある。
地域で生活を自立させていくことが、地球環境を破壊せず、世界が平和になっていく基本となるからだ。
それは、マハトマ・ガンジーが昔から言って来たコトだが、今もその言葉は色あせず、いや増々もって重要になって来ている。世界中から、エネルギー、資源、食料を運び続けることが、どれだけ自然を破壊し、発展途上国と呼ばれる国々の人を犠牲にし、戦争の原因になっているか。それは今、多くの市民が気づき始めている


 子供の王国のトークは、参加しているお母さん達にステージへ来てもらい話してもらった。
子供の王国とは、毎月第2、第4土曜日、自然王国で行われている里山自主保育だ。
子供達は自然のなかでのびのびと遊び、みんなでわらべ歌をうたったり、ごはんをつくったり、森を散歩したり、四季おりおりの美しい里山で、センス オブ ワンダーをはぐくんでいる。

次のあわのわトークは、awanovaというコミュニティスペースを始めるオーガニック&ベジタリアン料理家の3人の女性に登場してもらった。
「ロカヒ」のやっちゃん、「ルンタ」のみほちゃんと、「ラブ&ライス」のまゆちゃんだ。長狭街道から、金束の交差点を入ったトコロにある小さなプレハブ小屋をみんなで改修し、月イチでオープンする小さなあわのわの様なコミュニティスペースにする予定だ。
オープンに向けて改修を手伝ってほしいと3人はステージであわの仲間に呼びかけた。

最後のあわのわトーク「虹の村で結ばれて」では、3組の新婚さんにステージへ来てもらった。ラブ&ライスのかんま君とまゆちゃん、長いドレッドヘアーのキミシーとアグリちゃん、そしてガラス作家のシャンティガラスのゲン君とフミちゃんだ。
みんな、都会から移住してきた20代から30代の若者達だ。過疎の農村に若者達が都会から逆流して来て、恋をして結婚し、子供を産み育て、夢と希望を持って土の上でシンプルライフを送るのだ。 
本当の「勝ち組」とは、僕らのほうだ。
いや、そうではない。
勝ち、負けを超えた人生がここにある。
「王様であろうと、百姓であろうと、
自分の家庭で平和を見出す物が、
一番幸福な人間である」とはゲーテの言葉だ。
物質的な満足は、もう充分だ。
僕らは精神的な満足を求めている。
この星に住む責任ある生命体として、僕らは土の上で「小さく豊かな暮らし」を楽しむのだ。
そして、高度経済成長の時代から、高度精神成長の時代へとシフトする。


Love&Rice楽団のライブで歌っているまゆちゃんの姿が印象的だった。
おなかに子を身ごもり、超ピュアな瞳で「迷うことはない」と歌う彼女の笑顔が、僕のまぶたに焼き付いている。
そう、迷うことはない。
僕たち一人ひとりが幸せになる権利がある様にこの星のすべての人も、全ての生命も幸せになる権利がある。
そして、その答えが、「今、こここ」にある…。
林良樹

あわのわ コミュニティカフェ&マーケット Vol.8

あわのわ コミュニティカフェ&マーケット Vol.8

2010年3月21日(日・春分の日) 11:00〜17:00(雨天決行)

・会場 鴨川自然王国
http://www.k-sizenohkoku.com/access_top.html
〒296-0237 鴨川市大山平塚乙 2-732-2(TEL 04-7099-9011)

・入場無料

・駐車場料金 1台 500円 または 500awa

*駐車場で、車の誘導をお手伝いしてくれる人募集中です!
謝礼は1時間につき、あわのわマーケット内で使えるお買い物券500円分です♪
お手伝いくださる方は、ご連絡ください。

・マイバック、マイ食器、持参♪


☆あわのわトーク&ライブ

11:00 あわのわライブ Dawn People

11:30 あわのわトーク アートガーデン・コヅカ 森の家

12:00 DJひまつぶしがらん堂

12:30 あわのわトーク 真魚長明のアニミズム・オフライン「森の文明」
            里山生活お助け隊
            地域自給組合あわのわ

13:30 あわのわライブ Ritual&Yae

14:00 あわのわトーク 子どもの王国

14:30 あわのわライブ コロボックルズ

15:00 あわのわトーク awanova

15:30 あわのわライブ DOMIN

16:00 あわのわトーク 虹の村で結ばれて

16:30 あわのわライブ Love&Rice
 

☆出店リスト

【FOOD】

鴨川自然王国

シャンティふぁ〜む

遊学の森コミュニティトレード

【CAFE/SWEETS

Cafe En

Lokahi

Cafe SASAYA+テッペン堂

るんた

かまどの火

けい工房

Love&Rice

あわじゃ

セタス

Cafe 海遊魚

【衣】

enishi

kitta

つちのこもの nagi

【雑貨】

笹谷窯

星見亭ART STUDIO

Shanti Glass

器 宮内

達痲工房(七草草履)

なるほ堂

momomirin

【その他】

子供の王国

地域自給組合あわのわ

地域通貨安房マネー』

*前回に引き続き、駐車場料金をいただくことになりました。よろしくお願いします。

awaも使えますので、安房マネー会員の方は、バランスシートをお持ち下さい♪)

皆様、ご承知おきの事と思いますが、駐車場は大変狭いです。

どうぞ乗り合わせておこしください。

【お問合せ先】
鴨川自然王国内 T&T研究所(林良樹)
TEL 04-7099-9011
onenessgarden[at]ezweb.ne.jp

【主催】
NPO法人うず&T&T研究所

あわのわコミュニティカフェ&マーケット Vol.7

awanowa2009-11-04

田んぼも一段落した11月3日火曜日文化の日に、あわのわコミュニティカフェ&マーケット Vol.7が行われた。

今回は時期的に、あわに移住してきた半農半X達の収穫祭だ。

前回はドシャ降りだったので、前日の夜シトシト雨が降り始めた時はヒヤヒヤしたが、当日は気持ちの良い秋晴れとなった。

オープニングはYaeちゃんのトークで始まった。画家であり、ミュージシャンでもある半農半アーティストの真砂秀明さんとのトークは、とても興味深かった。今回のライブ演奏をしてくれる曲は、2年の歳月をかけてつくられたニューアルバムからだ。

「いのちのもり」というタイトルのそのアルバム制作は丁度2年前、若狭湾のお寺で真砂さんとYaeちゃんが奉納ライブを行った時からはじまったのだと言う。

そして、あわのわの前日にやっとそのアルバムが完成し出来たてホヤホヤの新曲を、再びこのあわのわでYaeちゃんとセッションすることになった。しかも、その奉納ライブを行ったお寺は、アテルイという先住民のリーダーを祀ったお寺だという。

だからこの「いのちのもり」というアルバムは、アテルイへの鎮魂歌なのだと…。

この南房総にもアクルオウという先住民のリーダーがいた。そして、アテルイと同じようにアクルオウも滅ぼされ、人と地球が共に暮らしていた文明が終り、人と自然がバラバラに分断された文明が始まったのだ。

しかし、陽が落ちてから満月の下で演奏する真砂さんのインディアンフルートの音色は何かシャーマニックな儀式のように、神秘的に嶺岡山系へ響きわたった。

そしてYaeちゃんの大地の底からわき上がるような力強いボイスが、Kazさんと遠藤さんのギターと溶け合った瞬間、ボクはその神秘的なバイブレーションがアテルイとアクルオウの魂を浄化させたような気がした。

今回のあわのわは、実は森がテーマになっていた。意図したわけではないが、いつのまにか、そうなっていたのだ。

真魚長明さんのトークアニミズム・オフライン「森と、どんぐりと風車」も房総半島に今、林立しようとしている風力発電をストップさせ、再び人と森がつながった世界へいざなうものであった。風力発電自体は悪い物ではないのだが、日本にはまだヨーロッパのような規制が無く、低調波振動による健康被害が起きてしまうほど民家の近くに設置されてしまい、すでに四国や愛知で問題になっているのだ。


そしてボクの「虹の村にて」のコーナーでは来年から房総の森や里山で新しいプロジェクトを始めようとしている人達に集まってもらった。

生意気のデイビットは売れっ子のグラフィックデザイナーでありアーティストだが、東京というバビロンで資本主義やってゴミばっかりつくって地球を破壊するのはもうゴメンだと言って最近は、パーマカルチャーと自然農とアートをMIXさせたフードフォレストアートを仲間達と創っている。

そして、今住んでいる鎌倉じゃスケールが小さいので来年から鴨川に活動の拠点を移し、広大な森をフードフォレストアートして、そしてその森を管理する財団をつくって、千年の森づくりというスケールの大きい生命のアートをやりたいという。

仲間のフィルは、オーストラリアでパーマカルチャーを学び、大工の腕を活かし日本の伝統文化とパーマカルチャーのデザインを融合させた古民家再生を企画中だ

お次は種まき大作戦のサワダケイコちゃんだ。

彼女は、ボクとボクの住む釜沼集落の休耕地と里山を、都市住民(種まき大作戦)と開墾し、そこを再生しながら釜沼のおじいちゃんおばあちゃん達から暮らしの知恵を学び、そこから地域の資源や知恵を活かした仕事をつくり、地域住民と新住民とがつながった里山エコビレッジをつくっていくプロジェクトを来年から始める予定だ。

そして地元でも新しい動きが始まっている。

里山里海研究会で「あわのわ協同組合」を立ち上げようという声が上がった。

自分達が必要なモノを、自分達で生産し、自分達で消費する。地域内自給を高める組合だ。みんな、自給用のお米や野菜はつくっているので、塩、大豆、小麦等を連帯して生産したら良いのではないかという意見が出ているそうだ。

食の基本的な部分を助け合い、まずはコミュニティの自給を高め、そしてそれがコミュニティビジネスに発展していけば自分達の仕事を生み出すことにつながっていくだろう。

最後に登場してもらったのは、木更津の農家小川さんだ。彼はボクの姉のとしちゃんと雑穀の村プロジェクトを来年から始めるという。姉は木更津で健康酒屋ベアーズを経営している。姉の店は一歩店内に入ると、BGMにボサノバが流れ九州の造り酒屋と連携したはかり売りオーガニック焼酎のかめがズラリと並び、お米や雑穀のはかり売りコーナーもあり、国産の有機食品や自然食品が並ぶ、ちょっと変わった酒屋だ。その姉の住む真里谷という地域に、安房マネー会員の小川さんもいて、今年から一緒に自然農で田んぼを一緒にやっている。田んぼをやりながら話がはずみ休耕地を借りてたかきびを栽培し、それを安房マネー会員でありマクロビオティック料理家の中島デコさんに監修してもらい加工食品をつくるプロジェクトを始めることになったのだ。なんと農水省補助金も取れ、いよいよ来年から本格的にスタートするそうだ。安房マネーの仲間達で、生産、加工、販売までを一貫して行い、地域の休耕地も再生し、お客さんも健康になるという、農村型ソーシャルビジネスだ。これも安房マネーのネットワークの底力なのだろう。

今回のあわのわVOL.7は、ボクにとってシンボリックなイベントだった。

この列島の先住民のリーダー達の魂が、芸術によって癒され、彼らのスピリットが再び地上へあらわれたような気がする。

そのスピリットが、みんなのスピリットとつながり来年から房総の森や里山ではじまるステキなプロジェクトとなって、この傷ついた星を癒していくように思う。

この房総ではじまっている里山文化創造のうねりは、きっと地球の望みなのだ。

そう、地球の望みは、僕らの望みでもある・・・。

2010年は、新しいうずが起こりそうな予感がする。

あわのわコミュニティカフェ&マーケット Vol.7

あわのわ コミュニティカフェ&マーケット Vol.7
11月3日(火・祝日) 11:00〜17:00
雨天決行(フライヤーには、雨天時Cafeのみ営業と書いてありますが、
マーケットも別棟にて開催することになりました♪)
入場無料/駐車場料金 1台 500円 または 500awa
マイバック、マイ食器、持参♪

☆あわのわトーク&ライブ
11:00 あわのわトーク Yae+DJ12
13:00 真魚長明のアミニズム・オフライン「森と、ドングリと風車。」
13:30 あわのわライブ Love&Rice
14:00 あわのわトーク 鴨川9条の会
14:30 あわのわライブ まんぼうコンソート
15:00 あわのわトーク 林良樹の「虹の村にて」
       Guest 生意気ディビッド・スミス、フィル・キャッシュマン、種まき大作戦、K-co、里山里海研究会
16:00 マーケット終了(片付け)
17:00 あわのわライブ 「いのちのもり」
      真砂秀明 インディアンフルート・バンスリ、遠藤昌美 シンセギター、Kaz(カズ) ギター
http://www.awa-muse.com/index.html
 
☆出店リスト
【FOOD】
鴨川自然王国
シャンティふぁ〜む
ベアーズ
はちみつ&棚田米百一姓
Seed of Spirits/風流
遊学の森コミュニティトレード
【CAFE/SWEETS
Cafe En
Lokahi
Cafe SASAYA+テッペン堂
るんた
かまどの火
Cafe Tulsi
けい工房
Love&Rice
あわじゃ
【衣】
enishi
kitta
つちのこもの nagi
【雑貨】
Be-nice Record
笹谷窯
星見亭ART STUDIO
Shanti Glass
器 宮内
Oneness Garden
【HEALING】
タロットリーディング REINO
Aromahearing speace-TAMA
セオリー・セオリー
taichi
【その他】
子供の王国
Pre Loved Market
地域通貨安房マネー』

*今回より、駐車場料金をいただくことになりました。
awaも使えますので、安房マネー会員の方は、バランスシートをお持ち下さい♪)
皆様、ご承知おきの事と思いますが、駐車場は大変狭いです。
どうぞ乗り合わせておこしください。